世界に開かれたワロン/ブリュッセル
ワロン地域は、ブリュッセル、フランダースとともに、ベルギーを構成する3つの地域の一つです。ワロン地域は、元来世界に開かれ、言語や文化が常に対話されている地域です。世界ランキングで上位を誇るワロン地域の大学は、外国人留学生の割合が非常に高いことが特徴です。
ワロン地域は、経済政策、観光、応用科学研究など、中央政府から移譲された地域的な権限に対して完全な自治権を行使しています。
ワロン・ブリュッセル連盟(フランス語共同体)(La Fédération Wallonie-Bruxelles)は、フランス語圏のベルギー人全員が同じ連盟に所属することを明文化しています。教育、基礎研究、文化政策、視聴覚、青少年、スポーツなど、文化や人々に関連するすべての事柄を管轄しています。
ワロン地域では、EUの枠を超えて、科学技術協力も積極的に推進しています。フランコフォニー運動の一環として、ワロン・ブリュッセルは、フランスのイノベーション関連ネットワーク(FINNOVネットワーク)の構成に大きく貢献し、2015年にはリエージュでクリエイティブ・フランコフォニーをテーマにした第2回世界フランス語フォーラムを開催しました。そこには約100カ国から1,200人の若者が集まり、160以上のプロジェクトが行われました。
また、エラスムスなどの学生交換プログラム、国際組織でのインターンシッププログラム、AWEX主催の海外派遣研修制度(エクスプロー・プログラム)を通じて企業において即戦力を養う人材開発など、あらゆる形態の国際経験を活用するよう若者を奨励しています。
このようなグローバルな視点は、ワロン地域が経済的・文化的に国際的な舞台で自らの地位を確立する能力を備えていることを表し、またその多文化性が、ワロン地域の真の資産となっています。
豊かな過去を糧に未来を築く、ホスピタリティに溢れたダイナミックなこの地域で、ぜひともインスピレーションを感じてください。
知っていますか?
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ワロン地域は世界のGDPの約0.10%を占めており、ワロン企業は世界貿易の0.30%を占めています。
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ワロン企業はビジネス全体の約70%を輸出で生み出しており、世界で最も高い輸出率(EU平均:30%)を誇ります。
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16年間で1,340件以上の外国投資を誘致
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150の異なる国籍を持つ人々を受け入れ
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毎年27,000人以上の外国人留学生がワロン地域に留学
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観光部門では、2014年に500万人以上の宿泊を記録
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2016年、フィナンシャル・タイムズ紙は、ワロン地域の外国投資開発政策の優秀さを評価。欧州中堅地域(経済圏)の中で7位を獲得
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電子商取引の物流センターにとって最も魅力的な地域のランキングで3位獲得(PwCがフランダース物流研究所に委託した調査)
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世界各地に充実したワロン地域ネットワークを保有(5大陸で約180か所)